小児科について
大人に比べて身体の免疫が十分に発達していない小さなお子様には、さまざまな症状や病気が生じがちです。当院の小児科では、そうした数多くの症状や病気を対象として幅広い診療を行っています。
一例として、発熱、鼻水、鼻づまり、咳、喉の痛み、嘔吐、腹痛、下痢、便秘、かゆみ、あせも、湿疹、貧血といったさまざまな症状、さらにはかぜ、気管支炎、肺炎、水疱瘡(みずぼうそう)、麻疹(はしか)、風疹、おたふくかぜ、じんましん、とびひ、アトピー性皮膚炎、夜尿症(おねしょ)といったさまざまな病気を対象として診療を行っています。
また、より専門的な治療や入院を必要とする場合には、適切な診療科や設備の備わった地域の関連病院をご紹介することで対応することも可能です。
かぜなどのように比較的よく見られる病気でも、ご自宅における看病だけでは治るまでに時間がかかることが多く、特に小さなお子様の場合には想定外の速さで悪化することもあります。
こうした症状や病気はもちろんのこと、お子様の体調に何らかのご不安をお持ちの場合には、些細なことでも当院までお気軽にご相談ください。
乳幼児健診
当院では、お子様の健康状態の確認とともに保護者の方への育児支援も兼ねた貴重な機会となる乳幼児健診を行っています。
事前予約制となっていますので、お電話にて、あるいはご来院の際に予約をお取りください。
横浜市の乳幼児健康診査
横浜市では以下の通り、3回の公的健診の他に3回の任意健診を無料にて実施しており、当院ではそのうちの任意健診を承っています。
各健診ではお子様の身体計測、発育・発達状態に関する検査や診察、さらにはその相談などが行われます。お子様の健康状態の確認とともに病気の早期発見などにもお役立てください。
- 1ヶ月児健診(任意)
- 4ヶ月児健診(公的)
- 7ヶ月児健診(任意)
- 12ヶ月児健診(公的)
- 1歳6ヶ月児健診(任意)
※詳しくは横浜市のホームページをご覧いただくか、当院にてお気軽にお尋ねください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/katei/kosodate/muryouikujisoudan.html
健診時にご持参いただくもの
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 横浜市から届いた封書
小児向け予防接種
予防接種は、法律に基づいて国や自治体が接種を勧奨する定期接種と、各自の意思で受けるかどうかを決める任意接種に分けられます。
当院では全ての予防接種が事前予約制となっていますので、お電話にて、あるいはご来院の際に予約をお取りください。
1.定期接種
定期接種は、接種について努力義務が予防接種法で規定されています。接種対象年齢の範囲であれば「法定接種期間内」として接種費用が公費で負担されます。ただし、法定期間内に接種できなかった場合の接種は自費になります。
- ヒブワクチン
- 小児用肺炎球菌ワクチン
- 四種混合(DPT-IPV)ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- BCGワクチン
- MR(麻疹・風疹混合)ワクチン
- 水痘ワクチン
- 日本脳炎ワクチン
- 二種混合(DT)ワクチン
- ロタウイルスワクチン
など
※ロタウイルスワクチンの接種前後の各30分間は授乳を行うことができませんので、ご注意ください。
2.任意接種
定期接種以外の予防接種です。こちらも病気を防ぐために重要な予防接種であり、定期的な流行が認められるものも多いため、受けることをおすすめしています。費用や時期など詳細については、予約時にご確認ください。
- おたふくかぜワクチン
- インフルエンザワクチン
など
3.お子様のインフルエンザ予防接種について
当院では、インフルエンザ予防接種の対象を、生後6か月以上としています。
12歳未満の場合、1回の接種では免疫がつきにくいので、2回の接種が必要です。その際、2回目の接種は1回目の接種から2~4週間後に行います。効果は、2回目の接種の約2週間後に現れることが一般的で、予防効果は約5ヶ月間持続するとされています。そのため、本格的な流行が始まる1ヶ月ほど前に接種しておくと安心です。
接種時にご持参いただくもの
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 予診表
※予防接種の際には、原則として保護者の方にお付き添いをお願いしています。
※予防接種はお子様の体調が良い時に行うことが大切です。